2017年07月04日

「くさいだろう!」

ある女性タレントさんの小学生のころの体験談です。

そのタレントさんのクラスがゴミ処理工場の見学に行くことになったときのこと。
その見学に行く前に、担任の先生が生徒たちに何度もこう言ってクギを刺したそうです。

「いいですか。工場を見学しているときに、ぜったいに『くさい』って言ってはいけませんよ! 工場の人たちに悪いですからね!」

そのタレントさんも、子ども心に「それはそうだ」と思ったので、ぜったいに「くさい」とは言うまいと心に誓ったのですね。

さて。
いよいよ、ゴミ処理工場見学の当日。

ゴミ処理現場は、やはり、かなりのくささだったそうです。
それでも、生徒たちは先生の言葉を守って、ひと言も「くさい」と言わなかったのです。
そんな彼らに、工場内を案内してくれるおじさんがこう言いました。

「どうだ、くさいだろう?」

その言葉を聞いたタレントさんや同級生たちは、いっせいに首を横に振って「いいえ、くさくありません!」と答えたのです。
すると、その言葉を聞いた案内のおじさんは、驚いた顔をして、こう言ったのだそうです。

「おまえたち、みんな鼻がどうかしてるんじゃないのか?」

チャーニーは、なんとなくこの話が好きです。
いや、好きというより、ほのぼのと「本当の気づかいって何?」と考えさせてくれる話だと思うのです。
この担任の先生の、一見すると「気づかい」に見える行為は、本当に「気づかい」だったのか?
なんだか、足が不自由な子を運動会のかけっこに参加させて、周りの子に「あの子の走る速さにあわせなさい」と指導した、とんでもない学校の話を思い出してしまうのです。
そんなもの、どう考えたって、気づかいではありませんよね。

くさいものはくさいし、走れない子は走れない。
気を使いすぎるからおかしなことになる。

「どうだ、くさいだろう?」
「はい、すんごく、くさーい!」
「そうだろ、そうだろ、くさいだろ。せっかくの食べ物も、ゴミになるとこうなっちゃうんだ。だから、なるべく好き嫌いしないで、なんでも食べるようにしてくれな」
「はーい」

これが本来の会話ではないでしょうか?

ついでに書けば、足の不自由な子にまで、間違った「平等」を振りかざしてかけっこに出場させることがおかしいと思うのです。
本人が希望した場合だけ、出場させて、ビリになっても最後まで完走すればいいだけではないかと思うのです。

アメリカには「気が利く人のフリはできない」ということわざがあると聞いたことがあります。
気を使いすぎてしまって、結局、まったく見当違いな気の使い方をしているのに、「私って気を使っている」と思ってしまわないようにしたいもの(ややこしい……)ですね。


というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 08:44| Comment(0) | ライフスタイル? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする