2016年08月17日

「星1つ」の男

今や芥川賞作家の又吉直樹さん。

しかし、『文學界』に『火花』の連載を始めた当初、ネットニュースなどでは、作品の内容と関係のない罵詈雑言(ばりぞうごん)の嵐だったそうです。

曰く。
「話題作り」
「落ち目の芸人に頼るほど文学の世界は切迫しているのか?」
などなど。

又吉さんは言っています。
「作品として酷評されるのは仕方ないんですが、読まずに文句を言われるのはきついもんです」

又吉さんのこの気持ち、よくわかります。
実は、チャーニーもある本でまったく同じ思いを味わったのです。

その本は、チャーニー唯一の純粋な電子書籍、『「本を出版したい!」あなたへ贈る、ナイショの知恵袋(アンチョコ)』。
内容は、いわば「本の出し方の本」で、「紙の本を出版したい」と思っていても「何をどうしてよいかわからない」という人のために、チャーニーが会社に勤めながら1年間に5冊の本を出版した経験から、さまざまなアドバイスを書いたもの。
アマゾンの読者レビューでは、9人のうち、星5つが6人、星4つと3つが1人ずつと、それなりに高い評価をいただいていました。

しかし。
レビューの中に1人だけ「星1つ」をつけている人がいたのです。

そのレビューは、おおむね次のような内容でした。

「(無名の作者の)この手の本が高い評価ばかりのときは、知り合い同士で高い評価をつけ合っている場合がある。『この本を買った人たちはこんな本も買っています』の部分を見てみると、おやおや、怪しげな電子書籍が並んでいますね。結局、そういうことです」

こんなレビューを書いて、星1つをつけているのです。
当時、チャーニーの本のレビューを書いてくださった人の中には一部、電子書籍の出版仲間もいます。
『この本を買った人たちはこんな本も買っています』に、その人たちの書籍が並んでいて、この書き込みをした人は「ほら、出版仲間同士で星5つをつけ合っている」と、鬼の首をとったような気分になったというわけです。(実際には知り合いの書いた本をレビューするときでも正当な評価をしていました)

このレビューをはじめて見たとき、チャーニーは激怒しました。
「こいつ、読んでもいないじゃん!」

又吉さんと一緒です。
読んでくれた上での酷評ならいいのです。
でも、読んでくれてもいないのに星1つをつけるのは、著者に対しても、レビューを参考にしようとしている他の読者に対しても失礼なのでは……。

ネットビジネスに詳しい人によると、「知り合い同士による意図的な高評価レビューをしている本を探し回り、星1つをつけることを生きがいにしているような人」がいるのだそうです。
そう聞くと、「妬(ねた)み」と「そねみ」に支配された、可哀そうな人なのですね。

先日、アマゾンの順位を確認するために、『「本を出版したい!」あなたへ贈る、ナイショの知恵袋(アンチョコ)』の画面を見て驚きました。
件(くだん)のレビューだけが削除されていたのです。
アマゾンでは「レビューの正当性」を高める動きがあるようで、たぶん、「本を読んでもない悪意のあるレビュー」として削除されたのでしょう。(ちなみに、誤解を避けるため、チャーニーが塾長補佐をしている電子書籍の出版塾では現在、『仲間の本のレビューは書かない』というのが原則になっています)

レビューの部分の正当性が高くなれば、高評価を見て本を買ってくださる方が増えるわけでありがたい話です。
少し気になったのは、たぶん自分が正義の味方になったつもりで、他人が書いた本に星1つをつけることを生きがいにいていた件の彼の思いです。
自分のレビューだけが消されて、きっとガッカリしていることでしょう。
なんだか本当に可哀そうで胸が痛みます。

他人の本に星1つをつけてまわるより、自分で本を書いて人から評価をもらうほうが、(たとえ、星1つの評価であろうと)百万倍楽しいということに気がついてもらいたいです。
(参考『夜を乗り越える』又吉直樹著 小学館よしもと新書)

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というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 09:10| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする