2016年06月16日

『暮しの手帖』初代編集長の「実用文十訓」

NHKの現在の朝ドラ『とと姉ちゃん』。
その主人公は、家庭向けの総合生活雑誌『暮しの手帖(くらしのてちょう)』の生みの親の1人、大橋鎭子(おおはししずこ)さんをモデルにしています。
モデルと言っても、ドラマのストーリーはフィクションで、主人公の今後の活動が大橋さんをモチーフにしているのだとか。

この大橋さんとともに『暮しの手帖』を作り上げたのが、初代編集長の花森安治(はなもりやすじ)さんです。
辣腕(らつわん)編集長として知られたこの花森さんが、「人のために文章を書くときの心得」として、「実用文十訓」というものを残しています。

これがまあ、今でも十分に通用する……というより、「人に読んでいただく文章を書くときに留意しなくてはならない点」のすべてが網羅されているのでは、と思うくらいのスグレモノですので、ご紹介いたします。

「実用文十訓」(人のために文章を書くときの心得)
一、やさしい言葉で書く
二、外来語はさける
三、目に見えるように表現する
四、短く書く
五、余韻を残す
六、大事なことは繰り返す
七、頭でなく、心に訴える
八、説得しようとしない(理詰めで話をすすめない)
九、自己満足をしない
十、一人のために書く


最後の「一人のために書く」は、「対象読者を具体的に想定する」ということでしょう。
これがしっかり想定できていないと、ブレブレの文章になってしまうのです。

しかし、こうして改めて十訓を見ると、本当に納得する指摘ばかり。
どれだけスゴイ編集者だったのでしょう。

『とと姉ちゃん』に、花森さんをモデルにしたキャラクターが登場するのが楽しみです。

というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 08:17| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする