2016年06月17日

『暮しの手帖』初代編集長の伝説

前回、『暮しの手帖(くらしのてちょう)』の初代編集長、花森安治(はなもりやすじ)さんの「実用文十訓」をご紹介しました。

今回は、花森さん自身のエピソードについて。

花森さんは、男なのに、スカートをはき、おかっぱ頭がトレードマークでした。
おかげで女性に間違われることもあったとか。
花森さんがそんな恰好をしていたのは、『女性の気持ちを理解するため』だったそうです。

編集者としての花森さんは、本に記事を書くために、あらゆる生活用品について「実験」をしたことでも知られています。
たとえば、電気のプラグを5000回も差したり抜いたりして耐久性を調べたり。
トースターで4万枚を超える食パンを焼いて、そのパンを積み上げた写真を『暮しの手帖』の紙面に掲載したり……。

あるときは、「燃えている石油ストーブが倒れたらどうなるか?」という実験を車庫でしていて、危うく火事になりかけたこともあったとか。

編集者としての、この実験精神。
前回の「人に読んでもらう文章を書くときの心得」とともに、実に学ぶところ大です。

ドラマの『とと姉ちゃん』で、これらの実験シーンが登場するのかも、少し楽しみですね。


というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 08:43| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月16日

『暮しの手帖』初代編集長の「実用文十訓」

NHKの現在の朝ドラ『とと姉ちゃん』。
その主人公は、家庭向けの総合生活雑誌『暮しの手帖(くらしのてちょう)』の生みの親の1人、大橋鎭子(おおはししずこ)さんをモデルにしています。
モデルと言っても、ドラマのストーリーはフィクションで、主人公の今後の活動が大橋さんをモチーフにしているのだとか。

この大橋さんとともに『暮しの手帖』を作り上げたのが、初代編集長の花森安治(はなもりやすじ)さんです。
辣腕(らつわん)編集長として知られたこの花森さんが、「人のために文章を書くときの心得」として、「実用文十訓」というものを残しています。

これがまあ、今でも十分に通用する……というより、「人に読んでいただく文章を書くときに留意しなくてはならない点」のすべてが網羅されているのでは、と思うくらいのスグレモノですので、ご紹介いたします。

「実用文十訓」(人のために文章を書くときの心得)
一、やさしい言葉で書く
二、外来語はさける
三、目に見えるように表現する
四、短く書く
五、余韻を残す
六、大事なことは繰り返す
七、頭でなく、心に訴える
八、説得しようとしない(理詰めで話をすすめない)
九、自己満足をしない
十、一人のために書く


最後の「一人のために書く」は、「対象読者を具体的に想定する」ということでしょう。
これがしっかり想定できていないと、ブレブレの文章になってしまうのです。

しかし、こうして改めて十訓を見ると、本当に納得する指摘ばかり。
どれだけスゴイ編集者だったのでしょう。

『とと姉ちゃん』に、花森さんをモデルにしたキャラクターが登場するのが楽しみです。

というわけで、
ではまた。

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posted by チャーニー at 08:17| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月15日

「物語」を書く人

問題 次のチャーニーの本のタイトルに共通することは何でしょう?

『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』
『小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言』
『「読むだけで売れる」魔法の物語』
『夜、眠る前に読むと心が「ほっ」とする50の物語』
『心に元気があふれる50の物語』
『思い出すだけで心がじんわり温まる50の物語』
『明日をちょっぴりがんばれる48の物語』


えっ?
「馬鹿にするな」ですって?
はいはい、そうですね。
共通点は一目瞭然。
そう。
「どの本にも『物語』という言葉が入っているということ」です。

なぜ、こうなっているのかというと、理由は簡単です。
それは、編集者の方からのオーダーが、たとえば、「『大切なことに気づかせてくれる33の物語と90の名言』を読んで感動しました。ぜひ、あんな感じの原稿をお願いします」という感じでやってくるから。
こう頼まれるとチャーニーからは「どんなテーマで、いくつくらい書きましょうか?」となって、結局、「〜の50の物語」という本が出来上がるという次第。

チャーニーは、あるテーマを伝える方法として、「たくさんのエピソードを集めて、読者に楽しんでもらいながら訴える」という方法が得意なので、とても有り難いことです。

現在、執筆している本も某出版社からの依頼で、50個の「物語」を書いています。
締め切りは今月末。
最近、ちょっとバタバタしていて執筆の速度が落ちていますが、「50個まであと4つ」というところまで来ています。
ここまでくると、今度は「持ちネタのうち、どれを書こうか?」という取捨選択になってきますので、何を書こうか迷いが出てくるのです。
いずれにしても、原稿完成までカウントダウンに入りました。
例によって、締め切りのはるか前に入稿するために、ラストスパートです。


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