2016年03月01日

真珠王の足芸

アコヤ貝による丸い真珠の養殖に成功し、「真珠王」と呼ばれた御木本幸吉(みきもとこうきち)。
これは1871年(明治8年)、幸吉さんがまだ17歳のときのエピソードです。

そのころの幸吉さんは、実家のうどん製造業を手伝いながら、青物の行商などを行なっていました。
そんなある日のこと。
彼が住む三重県鳥羽の港にイギリスの測量船、シルバー号が停泊します。
地元の商人(あきんど)たちは「商いのチャンス」とばかりに、小舟に商品を山ほど積んでシルバー号に近づきます。
しかし、船員たちは見向きもしません。
このたくさんの小舟の中には幸吉さんが青物や卵を積んだ舟の姿もありました。
ここで船員たちの目を引こうと考えた幸吉さん、とんでもない行動に出ます。

なんと、自分の舟の上であお向けになると、手持ちの蛇の目傘をくるくると足で回し始めたのです。
驚いたのは船員たち。
それはそうです。
目の前の舟の上で、突然の曲芸の披露ですから。
退屈だった船員たちはヤンヤの喝采をおくります。
この曲芸が船長の目にとまり、甲板に上がることを許された幸吉さん。
ここでも、桶(おけ)など、いろいろなものを足でクルクルと回して見せたのです。

これがおおいにウケて、幸吉さんは持っていた商品を全部買ってもらった上に、「今後、自由にシルバー号へ出入りしてよい」との許可をいただいたのだそうです。
「芸は身を助ける」ということわざがありますが、幸吉さんの場合は「足芸は身を助ける」ですね。

他の商人たちが、単に「商品を買ってください」と「自分の利益だけを考えていた」のに対して、幸吉さんだけは、お客さんの目を引き、楽しませた。
それだけのことで「コイツ、なかなか面白い」と気に入ってもらえて商いにつながったのです。

「お客を楽しませる」

これ、いつの世も、成功する商売の極意ですね。


というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 08:39| Comment(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする