2015年10月07日

長いスピーチのあとに

結婚披露宴などで、スピーチに立った人が、長々とスピーチをすることってありますよね。

新郎新婦の話をするうちはまだ許せますが、「ここで私の会社についてひと言だけ」などと宣伝を始めたり、中には、なぜか自分自身の自慢話を始める輩までいます。
そういう人は、自分が披露宴の貴重な時間を…いや、来場者全員の貴重な「人生の時間」を奪っているという認識がまったくないのでしょう。

さて。
これは、結婚式の司会を100件以上も経験しているという落語家の立川談慶(だんけい)さんのエピソード。

ある時、談慶さんが司会をしている披露宴で、例によって媒酌人がいつまでたってもスピーチをやめなかったそうです。
聞いている人たちの顔を見ても、皆、ウンザリとしています。

永遠に続くかと思われたスピーチがやっと終わったあと。
談慶さんはこう言ったのです。

「〇〇先生、素晴らしいスピーチを、長々とありがとうございました」

これだけでも笑いをとれますが、談慶さんは、さらに、こう続けたのです。

「〇〇先生の表現力、記憶力、そして何よりこの場に居合わせた皆様方の忍耐力に、盛大な拍手をお願いします」

これには場内大爆笑。
言われた先生も、はたと自分のスピーチが長すぎたことに気がついたのか、「いや、君、さすが落語家だよ」と照れながらも、気の利いた皮肉を賞賛。
横にいた媒酌人の奥様からも「ほんと、うちの人、失礼でしたよねぇ」と言っていただけたそうです(きっと、スピーチの間、この奥様、「あなた、お願いだからもうやめて」という思いだったのでしょう……)。

談慶さん、さすがにあの気ムズカシイ故談志師匠に鍛えられただけのことはありますね。
皮肉で笑いをとったことよりも、「そこまで言っても会場の雰囲気が壊れず、言われた本人もその奥様も怒り出さない」という見極めをしたことがスゴイと思います。

この皮肉のおかげで、この媒酌人も助けられているという点が素晴らしい。
これは、皮肉の中に、「対象となる相手への愛情」が感じられないと、なかなかうまく行きません。

誰かを肴(さかな)にして笑いをとるとき、忘れてはいけない点ですね。
(参考『いつも同じお題なのに、なぜ落語家の話は面白いのか』立川談慶著 大和書房)

というわけで、
ではまた。

今日があなたにとって、よい1日でありますように。


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posted by チャーニー at 08:05| Comment(0) | ライフスタイル? | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする