2024年10月28日

出版の意義がある1冊

あるご縁から、出版のきっかけのお手伝いをさせていただいた本、『苦しみの医療から 喜びの医術へ』(藤井昌彦さん著 晴山書店発行 サンクチュアリ出版より発売)を拝読しました。

著者の医学博士、藤井氏は東北大学加齢医学研究所客員教授 山形厚生病院・仙台富沢病院理事長として、現場で認知症の患者と常に対峙されている方。

「一般的な認知症治療による薬の投与によって感情まで失い無反応、無表情になってしまった」
「いつも不安」
「いつも怒っている」

この本にはそんな認知症患者が笑顔になる、これまで盲点だった医療方法が書かれています。

勘どころは、「弱ってしまった『認知』にではなく、認知症によって、実はより敏感になっている『感情(心)』にアプローチする」という点。
この発想の転換による、認知症患者への治療法、家族の接し方などが数々の実例で紹介されています。

この本に書かれたことが、もっともっと世の中に認知されてほしい。

そして、本を書く身としては、読むほどに「たくさんの人を救うために世に問う」という、出版の本来の意義を思い出させていただきました。ありがとうございました。

本はこちら
https://www.amazon.co.jp/dp/4801494072/


というわけで、
ではまた。

今週があなたにとって、よい日々でありますように。


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posted by チャーニー at 09:37| Comment(0) | 読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする